大桟橋周辺散策

大桟橋周辺地区(中区海岸通1-1)には、横浜海洋会館昭和ビル
横浜貿易会館エキスプレスビル等の近代建築が群をなしています。
このように、同一番地に近代建築が林立する地区は全国的にも稀有な存在ではないかと思いますが、
さらに大桟橋へ歩を進めると、
ジャパン・エキスプレス・コンピューター・センターをはじめとする、
ミニチュアのような建物が何棟か連なっているのを見る事ができます。
これらも、建物の様子からして昭和のはじめ頃に建てられた、
海運関係の倉庫や事務所だったようです。


ひとつひとつ紹介します。

BLUE BLUE YOKOHAMA
おしゃれな雑貨屋さんとして、いつも賑わっています。
 

(有)マリン商会
海図などを販売していました。
今は違う店舗が入っています。
 

YOKOHAMA HARBOR MARKET


ジャパン・エキスプレス・コンピューター・センター
もとは船舶関係の事務所だったのでしょうか?
煙突のマークが浮き袋のように見えます。
波模様の装飾もいいですね。昭和11年の建物。

 

さらに先へ進んでみましょう....


象の鼻
大桟橋に向かって左側に突き出した、小さな防波堤。
先端が内側に曲がっていますが、その形状から、このような愛称がつけられたようです。
以下カッコ書きは、横浜市港湾局「横浜港ホームページ」より引用します。
「安政5年(1858年)に日米修好通商条約が結ばれ、翌年横浜港が開港すると、
港には東波止場(又はイギリス波止場)と西波止場(又は日本波止場)の二つの波止場が作られました。
 このうち東波止場が現在の象の鼻の原形となっています。
 その後、時代とともに少しずつ形を変え、現在の象の鼻は関東大震災後に復旧された形が元になっています。 」


150年の歴史を持つ、横浜港の最重要歴史的遺構に位置づけられています。



さらに先へ進んで、大桟橋に辿り着くと....


ご覧のような横浜税関の美しい姿を見ることができます。


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