田浦港町の倉庫
(旧海軍軍需部第三計器庫・第二水雷庫)

JR田浦駅から海側にかけての田浦港町周辺は、かつては旧海軍の軍需部や水雷学校等がおかれていた場所であり、
戦後、海上自衛隊や民間企業などが、当時の建物をそのまま利用しているものがいくつかあります。
そのうち、海上自衛隊施設になったものは、外からの確認ができないため、詳細がわからないものの、
資料やウェブ上の情報によれば、一部は弾薬庫など戦中から変わらない目的で使用されている倉庫もあるとのことです。
一方で、道路沿いに建ち並んでいる、民間企業等が使用している倉庫等は、構造や規模、建築年代等は様々ですが、
それらは一体となって、他では見ることができない独特の景観をつくり出しています。
刑事物のテレビドラマ撮影等によく使われていたというのも、よくわかります。

Data
所在地:横須賀市田浦港町
構造:ともに木骨煉瓦造?
設計:旧海軍施設部
施工:
建築年代:
備考:

海上自衛隊横須賀補給所倉庫(旧海軍軍需部第三計器庫)
イギリス積みの赤煉瓦が目立ちます。大正10年11月の築。


相模運輸倉庫F号倉庫(旧海軍軍需部第二水雷庫)
モルタル塗りでわかりづらいですが、こちらも煉瓦造。大正6年築との情報。



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