旧上遠邸


周囲にはそれほど古い建物が見られない鶴見区のとある住宅街を歩くと、
この大正の洋館は忽然と姿を現しました。
関東大震災の直後の築のせいか、R.C.造のどしっとした造り。
ネット上の情報を総合してみると、
この洋館は建築家ジョサイア・コンドルの建築事務所で働いていた上遠喜三郎の設計とのこと。
彼の三男である上遠陸次邸の住宅であったとのことですが、
この場所は大正11年から昭和38年まで上遠牡丹園として開園していたとの情報もあり、
はじめから住宅として建てられたものかどうかはもう少し調べを進めたいと思います。
コンドルの弟子の作品ということで、装飾は少ないものの、
どこか明治の洋館の趣きも感じられるのは単なる私の思い込みでしょうか。

Data 所在地：横浜市鶴見区 構造：R.C.造2階(塔屋?あり) 設計：上遠喜三郎 施工：上遠組？ 建築年代：大正13年 備考：

古い様式の煙突。陶製でしょうか？

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