神奈川都市交通
(旧横浜市街自動車)

「みなとみらい21」と銘打って、次々と高層建築物が着工され、
あれよあれよという間にめまぐるしく変貌を遂げる港側とは反対に、
桜木町駅の丘側は、ゆっくり、ゆっくりと変化している印象です。
昔からある建物も少なくなく、それを象徴する建物のひとつが、この神奈川都市交通社屋です。
JRの車窓から眺めることができるこのビル。意外と根強いファンがいるのではないかと思います。
会社もこの建物を大切にしているようで、外装のタイルを張替えた時も、
昔からのイメージを壊さないよう、スクラッチタイルを選んだようです。(仁木)

Data
所在地:横浜市西区桜木町7-41
構造:R.C.3階
設計:
施工者:
建築年代:昭和4年

正面側。煙突がアクセントになって、
結構おしゃれなビルだと 思います。

階ごとに違う形の窓と、全面に貼られた茶色のスクラッチタイル。
JR京浜東北線の車内からもこの姿が見えます。
こちらは裏からのほぼ全形です。
おそらくタイルは改修で張替えられていると思います。


裏面側。煙突の全形です、道路と道路にはさまれているため
全形を見られる建築です。



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