万国橋ビル
大桟橋から続く「海岸通り」を桜木町方面へ向かって歩いていくと、
この万国橋ビルのある5丁目のブロックに突き当たって終わります。
そしてビル命名のもとになった「万国橋」ですが、
現在架かっているのは2代目(昭和15年竣工)になるもので、
初代の橋は明治37年、現在の東芝が製作にあたったそうです。
みなとみらいの開発が進むなか、あたりはすっかり開けてしまいましたが、
つい十数年前までは新港埠頭は島のように孤立し港湾関係者以外は
おいそれと中へ入ることができませんでした。
そんな「関所」の入り口にある万国橋ビル。
時代が変わってもずっとここに居て欲しいものです。(仁木)
Data
所在地:横浜市中区海岸通5-26
構造:R.C.3階 地下1階
設計:
施工者:野村組
建築年代:昭和3年 |
今度機会があれば、玄関ホールなどもアップしたいと思います。
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万国橋ビルと2代目万国橋。背景はみなとみらいの高層ビル群。
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初代万国橋 左に見えるのは東洋汽船横浜支社 、上記と同じ場所からです。明治40年頃
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珍しい初代万国橋の側面の物です。こちらは日本大通り側からの借景 明治40年頃
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