東京大学三崎臨海実験所水族館
(旧東京大学三崎臨海実験所 水族室・標本室)


東京大学三崎臨海実験所水族館は、関東大震災以前からあった、実験所の拡張計画により、
昭和6年(7年?)に建てられたもので、1階に大きな水槽を備えた水族室・2階に標本室という構成です。
外観は、茶色のスクラッチタイル(現在のものは後に張り替えたもの)、R状の階段室など、当時の流行的な意匠。
この意匠は、後に建設される本館にも受け継がれています。

水族館は当初から一般に公開され、大変な人気を博していましたが、
昭和43年には隣地に京急油壺マリンパークが建設されるなど、来館者が減少。
昭和46年より非公開となっています。(仁木)

Data
所在地:三浦市三崎町小網代1024
構造:R.C.2階
設計:
施工:
建築年代:昭和6年(昭和7年との情報もあり)

 
 

建設当初のものと思われる玄関横のプレート。
旧名称である「水族室 標本室」と記されています。



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