強羅花壇本館
(旧閑院宮別邸)
旅館・懐石料理で名高い、箱根・強羅花壇。
その本館建物は、閑院宮載仁親王の別邸として建てられたもので、
欧州の地方住宅を思わせるような、ハーフティンバーの山荘風建築です。
しかし山荘風といっても、さすがに宮家の建築だけあって、
そこかしこに見かける別荘建築より頭ひとつ抜き出た趣があり、
それは内部のつくりにも見受けられます。
強羅花壇のHPによると、
設計は陸軍技師の柳井八の指導により「村松組」があたったとされておりますが、
現在、国立新美術館敷地に部分的に保存されている
「陸軍歩兵第三連隊兵舎」の施工が村松組であり、
建設時期や旧陸軍との関係から、
おそらく両者は同じ「村松組」ではないかと推察します。(仁木)
Data
所在地:足柄下郡箱根町強羅1300
構造:木造3階
設計:柳井八(陸軍技師)・村松組
施工:
建築年代:昭和5年 |
周囲の木々の緑にマッチしています。
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ダイニングルームの大きな窓からは強羅の自然が見渡せます。
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階段手摺の意匠もきれいです。 |
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